FC2ブログ

日本橋 高島屋 

日本橋高島屋

建築において、あってもなくても良いものにお金をかけるというのは、時代が豊かな証拠だろうか。
明治や大正、昭和初期といった時代の建築物にはそう考えさせられるものがある。

写真は東京日本橋の高島屋。1階のどちらかというと裏側の入り口近くエントランスに置かれた大理石のエンゼルだ。

日本橋高島屋

バックの壁もこの時代の百貨店はほとんどの場合大理石の板張りだ。
よく見るとたまにアンモナイトの化石を発見することもできる。

日本橋高島屋

その時代が経済的に豊かであっても、精神的に貧しければこのような優れた贅沢は残らない。
現に、バブル期にはあれだけ贅沢な建築物が建てられたにもかかわらず、100年先の人々を感嘆させるほどのものはほとんどない。

スポンサーサイト



FC2 Blog Ranking

日本最細畳発見か 

日本最細畳

某焼き肉店の座敷で見つけた畳。
とにかく細い。
畳の目にしてたったの2目とちょっと。
ここに畳を入れる必要性があったのか。
別に板でもいいじゃないか。
これが日本人の匠意識なのだろうか。

それよりも少しだけ見えている白石の坪庭にもっと手をかけて欲しい気もする。
緑に見えるのは安物の造花だ。

この畳を作っていた人は疑問を感じなかったのだろうか。

日本製か。それとも流行の中国製か。
こういう畳の場合何畳と計算するのだろうか。
8畳20分の1とかいうのか。

謎は深まるばかりだ。

FC2 Blog Ranking

都会の片隅に足湯 

都会の足湯

大阪の本町近くに突如現れた足湯。
街のど真ん中だというのに、なぜか喧噪から逃れた感じがする。
平日の午後に撮影したものだが、ご覧のようにがらがらだ。
時折、ビジネスマンらしき男性がひとときの足湯タイムを過ごしているのを見かけるが、だいたいはご覧のようにがらがらだ。

木漏れ日をあびてそっと足をつけてみた。
気分は城崎、それとも片山津。
ノンアルコールでもいいので缶ビールを用意するのを忘れたことが悔やまれる。

最近、年齢のせいもあって歩き続けるとすぐ足に来る。
できれば地下鉄の駅毎にこのようなオアシスがあれば言うことはない。
横にはノンアルコールビールの自販機も欲しい。

ただ、あまり人に知られると混雑してお湯も汚れてしまう。
残念だが、この足湯が何処にあるかは教えるわけにはいかないのだ。

FC2 Blog Ranking

cocon karasumaの昼食 

ココン烏丸

開業して7年がたった。
何軒かのテナントが移動したが、まずまずお客さんは入っているようだ。
開業当初はここで食事をするのは至難の業であったけれど、今はランチも少し早めに行けば何とかなる。

と、いうことでついこの間久しぶりにここで食事をした。
打ち合わせが11時過ぎに終わったので、ほぼ開店と同時に入った。
もちろんがらがらだ。
パスタランチを大盛りで頼んだ。だいたいこの手の店のランチは女性向けの量であることが多いので、先手を打ったつもりだった。
ランチのドリンクはいつもアイスコーヒーと決めている。
特にコーヒー好きというわけでもないし、シロップもミルクも何でもありの邪道な飲み方だ。

しばらくしてサラダと一緒に予想外のパンが来た。
これなら大盛りにする必要はなったかな・・・と少し後悔したが、ここは大盛りでも同じ金額なので、まあいいか・・・と思っていた矢先、メインのパスタが来た。

・・・・・・・。これはでかい・・・・。
最近の私はダイエット中なので、食事の量自体が以前より減っている。
そこへこの量はつらい。
つらいが残すのももったいないし、だいいち格好が悪い。
あのかわいい店員に「残すなら最初から大盛りにするな」と思われそうだ。
私が店員なら絶対にそう思う。

いまさらながらあのパンが堪える。
そうこうしているまに、こんどはアイスコーヒーが来た。
もうすでにおなかはパンパンだ。

こんなにたくさん食べてしまったら、せっかくのダイエットが無駄になってしまう。
ましてやこの後、この近くのテーラーでジャケットでも作ろうかとたくらんでいるのに、サイズが狂ってしまうではないか。

しかし食べるしかない・・・・。

苦しい・・・・。

もう少しだ・・・・。

ようやく完食。かなりきつい。
しばらく動けない。
ジャケットはどうしようか。
ACTUSで時間でもつぶそうか・・・。

この手の失敗はいくつになっても繰り返してしまうものだ。
いい加減大人の注文の仕方を心得なければならないと思っているが
あと半月もすれば48にもなろうかというのに
いまだ中学生気分が抜けない。

とりあえず、この苦しんでいる様子を
かわいい店員に気づかれてはならない・・・・・。

FC2 Blog Ranking

四条河原町の昼食はこれ 

木の葉丼

四条河原町方面の仕事というのは、少し気分が軽い。
だいたいの場合、銀行の本店に行くか、大きな本屋へ行くか、雑貨屋へ行くかのどれかである場合が多い。
事務所から行く場合はほとんど車なので、どこかの駐車場に止めなければならないが、最近はコインパークがどこにでもあるし、ましてや平日でもあるので、止めるところを探し回るようなことはない。
ただ、別に取り立てて理由はないが、いつも止める駐車場というのがだいたい決まっている。
四条より上の場合は麩屋町通、下の場合は御幸町通。
そして、だいたいの場合昼を挟むことが多い。
いつもいつもコンビニのダイエットメニューではいい加減飽きが来るし、近所のラーメン屋ばかりではダイエットどころではないので、こういう日はわざわざ昼飯をこのあたりで取ることにしている。

「権太呂」というそば屋は、その麩屋町通にある。和風ではあるが鉄筋のビルであり、いかにも儲かっていそうな京都独特の店構えだ。
入り口を入ると店の中まで石畳か続く。しかも打ち水までされていて、いわゆる京都らしい風情が感じられる。

私はそこでだいたいの場合これを注文する。
「木の葉丼」と「一服そば」。「一服そば」というのはよくあるランチ用のミニそばだ。
以前にも書いたことがあるが、私は世界一うまい天とじ丼を知っているので、どうしてもそれと比べてしまうが、ここの木の葉丼もなかなかうまい。
少し濃いめの味付けがご飯に絡んでどんどん箸が進む。

以前は「木の葉丼」と「きつねそば」という風に単品を2つ頼んでいたが、さすがにダイエット中は「一服そば」で我慢だ。

ただ、場所が場所なので正直少し高い。だいたい1品1,000円前後なので単品を2つも頼むと昼飯から2,000円コースだ。
しかし、ちょっとのれんをくぐっただけなのに、まるで別世界に潜り込んだかのような気分にさせてくれる、不思議な店だ。

FC2 Blog Ranking

きっと租界はこんなだったのだろう 

東華菜館

鴨川・四条大橋の袂に東華菜館がある。
対岸の南座、菊水とともにこの界隈の風景には欠かせないものだ。
橋の様子やそのほかの建物などは時代の変化とともに移り変わっているが、その3つの建物は戦前からこの場所を動かない。
なんでも、この東華菜館はもともと南仏料理のレストランであったらしい。その名残が玄関や外壁の至る所を飾るレリーフのモチーフとしてのこっている。タコ、魚介など南仏料理には欠かせない食材を巧みにレリーフの装飾として組み込んでいる。
そして、もう一つこの建物の売りは現役のエレベーターとしては日本最古のものが今も大切に使用されていることだ。
食事に訪れたものであれば誰でも乗ることができるので、一度足を運んでみてはどうだろう。

階上には宴会用の大小個室や写真のような広いホールがある。
エレベーターを降りてその中に一歩足を踏み入れると、そこには外界とは違った1930年代の上海や大連の租界のような時間が流れている。洋風でも中華風でも日本風でもない。そんな不思議な時間と匂いを味わえる。
もちろん料理も満足できるものだ。
コースでも7~8千円で男性でも満腹になるし、これから夏場は鴨川沿いにビアガーデンも設けられる。

私の祖父と祖母は、はるか70年も前に大連の日本人租界にあったダンスホールであの激動の時代を過ごした。ダンスホールでタンゴ・バンドのバンドマスターだった祖父は悪魔の楽器といわれたバンドネオンを操り、京都を飛び出して東京の少女歌劇団に所属した祖母と半ば駆け落ち同然に大連にたどり着いた。
慶応ボーイであったお坊ちゃまと養女に出され、親と折り合いの悪いあばずれ少女の恋であった。

きっとその頃の租界のレストランは、こんな雰囲気だったに違いない。

清純なウエイトレスの女性が中国人であることもよけいにそんな気分を助長する。

この夏は久しぶりに70年前の恋を思いながら、ここのビアガーデンにでも行ってみようか・・・・。

FC2 Blog Ranking