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シャーペン使い 

IMG_4902.jpg これでも私はイラスト描きでもあるので、絵を描いてお金を頂く。 最近ではいきなりMACで描き出すこともあるけれど、やはり私の世代はまだまだ手描きの安心感が残っている。 手で描くというときに必ず通る段取りとして「下描き」という工程があるが、これがなかなか奥深い。 デザイナーになってはや32年。今まで何枚の絵を描いてきたかなど覚えているはずもない。でも下描きの段階で思い描いたイメージを最後に完成するまで維持できるということはほとんど無い。 だいたいは6がけか7がけ程度なものだ。少なくとも完成作品が下描きのイメージを上回ることなどまず無い。 そういうこともあって下描きの精度をいかにあげ、完成に近づくまで維持できるかということのために私は道具に頼る。 そして下描きは「消せる」という絶対的な条件があるので、概ねそれは鉛筆の類に限定される。 だから完成した絵には鉛筆の線など現れないにもかかわらず、私はこの道具に結構うるさい。 しかも本当の鉛筆ではなく、シャーペンを使う。こういうときにシャーペンより鉛筆を使えと先輩方にいわれそうだが、鉛筆のざくざく感を必要とするとき以外はシャーペンを使う。 理由は一つ。いつも同じ線幅でかけるからだ。鉛筆にはこの芸当はできない。削り立てのときはよいが、しばらくすると先が丸くなり、切れのない線になるからだ。 いつも同じ線が描けるということは、線の太さを変えたいときのためにいろいろな太さが必要となる。そこで上の写真のように何本も必要になるのだ。 手前からよそいき用のシャーペン「ペリカン0.5mm」 次に実用主義の「ステッドラー1.3mm」 シルバーの美しいペン軸は「カランダッシュ」の芯ホルダー2mm. ノック式の2mm。 ウイスキー樽の木でつくった芯ホルダー、 そのあとの超極太2本はなんと5mm。 一番後の変わり種は手づくり万年筆でひと頃有名になった加藤製作所の鉛筆ホルダーだ。ちびた鉛筆でもこれにさせばすらすらと描きやすい軸となる。 これら8本を描く絵に応じて使い分ける。 では最後にその2mmのカランダッシュで描いた仕事絵を見ていただこう。 イラスト これは一件色鉛筆とパステルで描いたように見えるが、実はそうではない。カランダッシュで描いた鉛筆画をスキャンし、セピアの色鉛筆のように色を変換して、そこにデジタルで彩色している。 こういう絵では鉛筆の馴染み具合が大きくものをいうので、やっぱり8本もいるんだ。

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私の印判手コレクション 

コイズミデザインファクトリー

明治期に入ると印刷による陶磁器への絵付け技術が進歩を遂げ、必ずしも絵筆に卓越した専門の絵付け職人を必要としなくなった。
このため、染付磁器に手工業的大量生産が可能となり、鉄道輸送網の発展とともに、日本全国に流通した。
この「印判手」を骨董とするか否かは意見の分かれるところであるが、実際骨董屋に売っているのだから骨董であるという意見と、やはり骨董とは江戸期以前のもので、磁器の場合はいわゆる天然呉須の染付でないといけないという意見がある。
この8寸の皿は、最も印判手らしいパターンの絵柄で、印判の魅力を十分に感じさせてくれる。骨董屋でも印判手なら古伊万里に比べかなり安価で売られているので、日常使いにもまったく抵抗がないし、現代のものとそれほど値段の差もない。

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ピンズは楽し 

ピンズ

その昔、ピンズを集めていた。
よくアメリカン雑貨店などでコルクボードにピンズがいっぱい刺してあり、1個○○円で売っている様子が、私の物欲をそこはかとなく刺激したからだ。

よくコンビニの飲み物におまけでついていたりもした。
海外に行けば土産物屋にその土地のデザインでたくさん売っているのはわかっているのだが、どうも長時間の乗り物に弱い私は海外を敬遠しがちなので、そういったものは数個しかない。

ヴィレッジバンガードやその他の雑貨店にもたくさん売っている。
ただ、そういうものはだれでももっている可能性が当然高いわけで、数のうちにはなるけれど、満足感という意味ではイマイチだ。

上の写真の中でお気に入りは、なんといってもマーチン倶楽部の会員のみがもっている2点だ。マーチンの本社に行けばミュージアムショップに売っているが、わざわざそんなものを買うために行く奴はいない。

コカコーラのサッカーワールドカップ開催記念のものはすべての種類を大人買いした。といっても全部で5,000円も出せばおつりが来る。

後珍しいところでは、何年か前に一世を風靡したpostpetのポストマンやサントリーの山崎蒸留所で買った山崎のボトル、リボンの騎士などがあるが、なんといっても愛着があるのは、自分が仕事でデザインしたノベルティの何点かだ。
古くはDOLCEやHONMAなどのメンズウェア、隠元禅師生誕400周年の記念デザインのものもある。

そうそう、もちろん最も大切なウオッカのものはなくすといけないので、ちゃんと箱にしまっているに決まっている。

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こんなモン買うのはものずき? 

インク瓶の蓋

私は万年筆が好きだ。今でも事務所内ではスケジュール帳も万年筆で書く。
普通の予定はブルーブラックのインク、時間が拘束されるものはT'sブルー、重要なものは紅という風にインクとペンを使い分ける。
インクの色を間違うといけないので、ペン自体も中に入っているインクとあわせるようにしている。

一番よく使うペンはペリカンなので、ブルーブラックのインクもペリカンのものを使うことが多い。

上の写真もペリカンのブルーブラックのインク瓶だが、蓋がちょっと違う。

よく見ると「Penstyle」と書いてある。
そう、万年筆好きの方ならご存じかもしれないが、ネットショップを積極的に展開するペンハウスのオリジナルだ。
と、いっても蓋だけである。インクと瓶はノーマルなペリカン製だ。
つまりは蓋だけが売っているのである。
世の中に消耗品の蓋だけを売る商売が存在するとは。

素材はアルミの削りだし。1個2,000円もした。インクよりずっと高い。
そんなものを売っていること自体驚きではあるけれど、
それを買っている私はもっと驚きだ。

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そろそろ開けようか。 

ブラントン

もうかれこれ8年ほど前に8本いっぺんに大人買いをした。
ブラントンというバーボンは、栓のうえに馬のフィギアがのっかっている。

バーボンといえばケンタッキー州で生産されるトウモロコシを原料としたウイスキーであることはご存じの通り。
そしてケンタッキー州といえばケンタッキーダービーである。
その勝馬がのっかったバーボンということで、その馬ほしさに大人買いをした。

私は、無類の競馬好きで、このブログとは別に「競馬雑記帳」というブログも続けている。
もう5年になる。
そのブログには、競馬の予想は一切ない。
馬券が目的ではないからだ。
カントリー牧場という今年の3月で閉鎖になった牧場を応援するためのブログだ。

カントリー牧場については他(カントリー牧場)を参照して欲しいが、私のカントリー牧場にかける情熱は、自分でいうのも何だが半端ではない。
一昨年には、もとのオーナーである谷水雄三氏も公認のブログとなり、関係者の皆さんも読んでいただけるほどとなった。
そのあたりの詳しいことは、「競馬雑記帳」を見て欲しい。

ただ、今年の3月で閉場となってしまい、私の競馬人生もこれまでかと思ったが、やはり競馬の持つ魅力は、なかなか私を解放してはくれない。
ただ、カントリー牧場の閉場という私にとっての大きな節目であることは間違いがないので、これを機にこのブラントンを開けようと思う。(無理なこじつけのようにも思うが。)

気に入った古伊万里のそば猪口にロックアイスを1つ。そこにブラントンをナミナミと。
ウオッカやタニノムーティエのDVDを見ながら、酔っ払ってやろう。

馬券好きにはまったく持って理解できないブログではあるが、競馬の楽しみ方やマニアックなレース解説もあるので一読いただきたい。
今後は、予想ではないが様々なレースの分析や傾向を私なりに書いていこうとも思っている。

それでは競馬雑記帳で。

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酒はバーボン 

ワイルドターキー  京都 デザイン事務所

酒はバーボン。
私の若い頃は、街中に「BAR」なるものが一気に増えた時代だ。
それまではホテルの大人びたBARか、酒場にひっそりと上品な紳士だけの酒を酌み交わす社交場として路地裏にでもあったものだけれど、映画やテレビCMの影響というのは絶大なもので、バーボンやブランデー、ジン、ウオッカなどそれまで一般人がおよそ買うはずのなかった酒が一気に巷ではやりだした。

今でこそ、イオンなど大手スーパーの酒売り場にもバーボンやジン、ウオッカというような酒が何種類も並んでいるけれど、その頃は輸入食品的な酒屋に行かないと手に入らなかった。
しかも、現在店頭で1,000円台で何種類ものバーボンが並んでいるがその当時は安いもの(フォアローゼスやジムビーム)でさえ3,000円前後の価格がついていた。
写真のワイルドターキーなどは店頭で5,000円前後という高値がついていた。

そういえば、当時BARではシングルのことをワンフィンガー、ダブルのことをツーフィンガーなどという言い方がはやっていたが、いまBARでそんなことをいう奴はいない。

これも時代か。

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