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紺ブレの金ボタン 

金ボタン

私くらいの年齢になると、ファッションに芽生えた頃、必ず通るのがアイビーとトラッド。
ここ最近、セレクト系のショップでもトラッドばやりといわれていますが、現在のトラッドはいわゆるネオ・トラッドであって本質のトラッドとは少し違っています。
今ショップを賑わせているトラッドは、いわゆるトラッドテイストであって、シルエットもスタイリングも純粋のものではありません。

私たちの若い頃トラッドといえば、三つボタン段返りの紺ブレ。ボタンは金ボタンで胸にはモールのエンブレム。
このアイテムを持っていないとアイビーとはいえませんでした。
この私も夏用2着、冬用2着の紺ブレにそれぞれ1着づつモールのエンブレムをつけ、チノパンやデニム、ウールのパンツとそのときによっていろいろな着方を楽しんだものです。

金ボタンも買ったときのままではなく、自分の気に入ったものに付け替えたり、その紺ブレが傷んでもボタンだけは取っておいたりして楽しんだものです。

上の写真はその頃のもの。クラウンのデザインの方はKENTというVANのお兄さんブランド的な存在で日本の代表的なトラッドブランドの紺ブレについていたものです。約10年ほど着続けていましたので表面の金メッキがはげてメタル部分が見えています。
もう1つの方は、それまで着ていたもののボタンを交換しようと獅子のデザインのものを買ったのですが、結局は使わないまま今でもタンスの隅にしまってあるものです。

当時とは若者のファッション事情もかなり違っていますが、ファッションに対する興味やときめきは、今も昔もあまり変わらないのかもしれません。

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5年後京都のデザイン業界は 

長引く不況で新卒者の求人が激減しています。
デザイナーに関してもそれは同じ。いや、むしろ一般職よりも顕著にその傾向があるようです。
おまけにデザイナーというのはいわゆる技術職ですから、採用側の企業は即戦力を求めます。
そうするとただでさえ景気の低迷で採用が少ない上に、即戦力になる経験者に求人が限られますから、余計に新卒者にとっては厳しい状況になってしまいます。

デザイナー志望者がこの状況を変えるということは不可能ですから、黙って景気がよくなるのを待っているしかない・・・・というのが実情です。

京都に限らずこのような状況は、もう何年も前からデザイン業界やファッション業界で慢性的な問題として認識されていますが、このような問題は今現在の求人状況の悪さだけではなく、もっと大きく構造的な問題をはらんでいます。

それは将来的なデザイナーのレベルの問題。
デザイナーに限らず、技術職というものは「経験を積んでこそ」という部分が、仕事の中で大きな意味を持っています。
もちろん個人差や仕事内容によって差はありますが、一人前になる前に、やはり3~5年はかかるのが通例です。
ですから、やっと最近一人前になったデザイナーというのは、4,5年前に採用された人たちです。
ところが、その新規採用者が激減して何年もなるわけですから、おそらく3年経っても5年たっても一人前のデザイナーたちが、あまり増えてこないことになります。
おまけに経験豊富なベテランは企業の経営不振をもろに受け、リストラや早期定年という憂き目にあいます。

ということは、いわゆる「使えるデザイナー」という人が現状よりもますます篩いにかけられ、淘汰されるわけですから、当然数は年々減少します。
そうなれば京都全体のデザインというものに対するレベルが低下することは避けられません。
これはある意味社会構造としては当然のことで、「できない奴はいらない」という市場原理の中では必要なことでもあるのです。

と、いうことは篩いにかけられた結果、生き残ったデザイナーには、仕事がいっぱいバラ色のデザイナー生活がやってくるのか・・・・。
ん・・・・・・・・・。

いずれにしても、今現在半人前の人も一人前の人も、篩いにかけられないことが大前提であることだけは間違いありません。

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革のカバンを持つということ 

革の鞄

もうこの年になると、いくら何でも合皮のカバンはいけません。
私はカバンが好きで、行く先やその日の服装に合わせて仕事用のカバンも変えています。
車で行くときは少々重いものでも良いですし、電車で大阪や神戸に行くときは軽いものが良いし。
ただ、絶対に外せない条件が革使いであること。
軽さを求めてナイロン製のものを持つときも持ち手や部分使いに必ず革が使ってないとダメです。
革というのはちゃんと手入れをしてやれば、どんどん機嫌がよくなるもので、上の写真のようにオール本革のものは、定期的にミンクオイルを塗って磨いてやれば、驚くほどのツヤを放ちます。
それを怠るとかすかすの段ボールのようになって、もう持つ気がしないようになり、新しいものに買い換えたくなってしまいます。

ミンクオイルを塗るときのコツは、少し塗りすぎるくらいに塗って、塗った後は2、3日使わずに寝かせます。カバンも休養が必要なのです。そうすれば次に使うときにはむっくりとしたツヤが出ているはずです。

防水スプレーを振るときもまずミンクオイルをたっぷり塗って寝かせてから、全体に薄くスプレーをかけます。

少々かすかすになってしまったカバンでも、ミンクオイルを塗っては寝かし、塗っては寝かしを繰り返すと、かなり復活してくるはずですから、あきらめずに挑戦してみてください。

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ロバのパン屋 



40歳以上の京都人ならまず間違いなくご存じと思いますが、昔は毎日のようにこの歌が流れ、子供たちが群がったものです。

ロバのパン屋という名前ですが、京都では主にみたらし団子がメイン商品で、パンを買う人はほとんど見かけたことがありません。

そして驚くことに今でも立派にこの京都で営業されているようです。
公式ホームページにはロバのパン屋の歴史や現在のメニューなどが掲載されており、なんと全国に9箇所のチェーン店が、今でも営業されているとのこと。

ロバのパン屋公式HP
http://robanopan21.hp.infoseek.co.jp/

3代目に当たる店主があの懐かしい蒸しパンやみたらし団子を今でも変わらずに作り続けていらっしゃいます。電話で注文すればお店での販売も可能とのこと。さらに5,000円以上は配達までしてもらえるそうです。

私は子供の頃からあまり甘いものを好んで食べる方ではありませんでしたが、なぜかこのみたらしだんごだけは大好きで、いつも住んでいたアパートの窓から物欲しげに見ていたものです。たいへん貧乏な家でしたからいつもいつも買ってもらえるわけもなく、自転車で引っ張る屋台の後を追いかけて買っている子供がうらやましかったものです。
「いつか大人になったら500円でみたらしだんごをいっぱいかって腹一杯食べてやろう」と真剣に考えていたものです。(当時みたらし団子は3本で50円だったと思います。)
デザイン学校に通っていた頃バイト代でついにこの夢を叶え、500円でみたらし団子を買いましたが、そのときは確か3本で100円でしたから手にした念願のみたらし団子は15本に目減りしていました。
それでもあの甘いたれがたっぷりとかかったみたらし団子は、当時と変わらず、わたしのお腹と心をいっぱいに満たしてくれました。

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手擂り花札 入手 

手刷り花札1

岡崎のみやこメッセで伝統工芸館を見学していたところ、いいものを見つけてしまいました。
なんと手刷りの花札。桐箱入りです。
お代は5,250円。少々お高い気もしますが、何せ手刷りですから。

普通に売っている任天堂の花札に比べると、絵柄が手で刷っているために、かなりズレがありますが、そこがまた何ともいとおかしい感じです。

手刷り花札2

これで実際に花札をするというのが、粋な感じですが、この札の良さをわかってくれない奴らとはやる気になれません。花札というゲームを博打と思っているようなことでは、この札のいとおかしさを理解することはできないでしょう。

とはいいつつこのわたくしも、幕越しの桜やすすきの原の満月を見るだけで、何かそわそわと気が騒いでしまうという煩悩の固まりであるわけですが。

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仁風寄席 

仁風庵

落語会というものに初めて行ってきました。
京都室町の山本仁商店というハンカチメーカーの社長宅で、こじんまりとした会だったのですが、この建物は文化庁の登録有形文化財に指定されていることもあり、なかなか趣のある落語会でした。

私はお得意先様ということもあり、写真撮影担当で当日潜り込ませていただいたのですが、なかなか盛況で座るところもない状態でした。通りがかりの人が、何とか入れて欲しいと受付で交渉されている光景も見られ、主催者の方も大変喜ばれていました。

私は、実のところ芸能全般(映画やライブも含め)会場まで足を運んでみるというのが結構おっくうな方で、今までこのような機会がほとんどなかったのですが、こうして目の前でプロの芸を見ると、なかなか見応えのあるものだなと感心させられました。

桂歌之助1

出演された桂歌之助さんは米朝一門の本格派で、私のような落語素人でも存分に楽しませてもらいました。出てこられてからお客さんのつかみもさすがで、こちら側を自然と落語の中に滑り込ませてもらえた感じです。

桂歌之助2

終わった後のおでんパーティーではいろいろな話を聞かせてもらいました。聞けばなんと千葉大学の建築科出身とのこと。ちょっともったいない気もしますが、落語という世界でご自分の人生をかけてがんばっておられる姿は、私よりうんと年下の方ながら感心させられました。どこかで見かけたときには、応援したくなるような、そんな雰囲気を持っておられる方でした。

また機会があれば「落語会」行ってみたい気がします。



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ミシュランガイド京都・大阪 2010 日本語版  

ミシュランガイド京都・大阪 2010 日本語版 (MICHELIN GUIDE KYOTO OSAKA 2010 Japanese)ミシュランガイド京都・大阪 2010 日本語版 (MICHELIN GUIDE KYOTO OSAKA 2010 Japanese)
(2009/10/16)
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今本屋の平積みはこればかり。
京都に老舗では賛否両論入り乱れた中で、ついに発売されました。
結果的に京都は東京に次いで世界で2番目に星の多い高い評価。

もともと何を基準に星をつけているのかは今ひとつ曖昧ですが、星が多かったということを京都の住民として素直に喜びましょう。

単純に料理だけでなく、もてなしや趣、行き届いたサービスなども考慮されたことが京都にとっては幸いだったかもしれませんが、気になる点もないことはない気がします。

東京も大阪もそうですが、載っているのは100%高級店。なかなか庶民がそう易々といける店ではありません。
夕食に3万も出せるなら他にも選択肢は色々ある気がします。

まあもともとの主旨がそうなのだから仕方ないとは思いますが。
できれば庶民的な店でも驚くほどうまい店をミシュランなりに検証して欲しい気もします。

それと余談ですが、表紙のデザイン、もう少し何とかならんもんですか・・・・。

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役所仕事の無能さ 

私の仕事館

この写真は廃止が決定した学研都市の「私の仕事館」です。
厚生労働省の重点施策「若年者雇用対策の推進」の1つとして2003年(平成15年)10月4日にグランドオープン。
総延床面積:35,000m²
建設費:581億円
というかなり思い切った施設です。この手の施設では世界最大とか。若者たちに自分の仕事について考えてもらおうという主旨の施設です。

当初は入場料と雇用保険の収入によって運営しようとしましたが、そんなものがうまくいくワケがありませんでした。
赤字の垂れ流しと追求され、『民間でできることを、民間よりコストをかけて、民間以下のサービスで行っており無駄。』などと批判が集中。
ついに廃止となったわけです。

対して子供を持つ家族に大人気の「キッザニア」。東京と甲子園の2箇所で運営される「子どものための仕事体験館」です。

キッザニアHP

こちらは伊藤忠商事株式会社を中心とした民間の運営です。
いかにも子どもの喜びそうなイベントや施設で人気爆発。予約もなかなか取れない状況のようです。
こちらは各企業がブースを設け、自社の宣伝をかねて子どもたちに仕事というものを理解してもらおうという寸法です。

片や581億もの無駄使いのうえ毎年赤字の垂れ流し、片や企業の思惑と教育の両立を達成して絶好調。この差は何か。

基本的な主旨はあまり違いません。
では何が違うのか。

役所仕事は何かにつけて「他人事」なのです。損をしても「他人事」、立派な目標があっても「他人事」、苦労をするのも「他人事」。
自分たちの汗を流した労働や勉強を重ねて絞り出した知恵を知らずして、事業の成功などあり得ません。
知恵を絞り、汗を流すということは成功のための絶対条件です。
それをおろそかにしていてはいつまでたっても税金の無駄使いです。

役人どもには人の金を預かっているという意識がまったく欠如しているので、このようなことになるのです。もし、自分が「私の仕事館」の株でも持っていたらもう少しマシな運営方法を考えたのでしょうが、残念ながら日本の公務員にはそのような制度はありません。

それなら最初から民間に任せればいいのです。少なくとも無駄な税金の流出はとまります。
税金を使ってでも必要と思われるものは、ちゃんと説明をして赤字であろうが運営してゆけばよいのであって、何も赤字を出すことがいけないといっているのではありません。

今回のこの対照的な結果は、何のビジョンもなく大臣や官僚の思いつきだけで物事を始めるとこういうことになるというはっきりとした見本ではないでしょうか。

最後にもう一度いいます。
知恵を絞り、汗を流すということは成功のための絶対条件です。

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箱根 ポーラ美術館 

ポーラ美術館1

ご存じ化粧品のポーラが運営する美術館です。
箱根の強羅からバスで約15分。山道を仙石原に向けて進むと、森の中にエントランスがひっそりと現れます。

今年の当社の慰安旅行は箱根でした。初日は富士屋ホテルを満喫しました。2日目は登山電車で強羅へ行き、ロープウェイに乗り継いで大涌谷を経由し、芦ノ湖へ抜けるという行程です。

その途中の強羅には規模が小さいながらも、なかなか興味深い美術館がたくさんあって、どこを見学するか迷った結果、ここにしました。

ポーラ美術館1

中に入ってみると外から見るよりもかなり広い建物で、デザインも秀悦。それだけでかなり満足していたのですが、展示物を見てその驚きは何倍にも増幅されました。

ピカソ、マチス、ルノワール、ゴッホ、モジリアーニ、ユトリロ、セザンヌとおおよそ知っている有名な画家の作品はほとんど見ることができます。それもそれぞれの画家の作品が複数あるので、常設展だけでもどこかのもっさい市立美術館とは雲泥の差。

その上ミュージアムショップには様々なグッズが並び、ライトなカフェとコース料理が食べられるレストランまで完備。

これだけ素晴らしい美術館なのにガイドブックではその他の美術館と変わらない扱いでしか掲載されていません。
これこそ穴場。
箱根に旅行される方は必見です。


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