昭和の残り香
京都の新京極や寺町界隈は最近めっきり様変わりしました。
京都駅の周りに百貨店や大きなショッピングモールができたこともあり、最近は少しさびれがちですが、メインストリートの河原町や四条通よりもちょっと中に入った御幸町や寺町、三条通などに新しいショップが増えてきています。
それにともない、あちこちに残っていた昭和遺産も次々と姿を消していますが、その中でがんばっているのが寺町三条を少し上がったところにあるこの店。
私が物心ついたときにはこの様子でしたので、おそらく昭和40年代からこのままではないでしょうか。
看板に「善哉」と書かれた店はそうそう見かけません。
少し前にあの「八千代館」もカジュアルショップに変わってしまったように、このあたりの昭和からある映画館もことごとくなくなって行きます。
MOVICSのように松竹座から進化したところもありますが、多くの映画館が美松や松竹京映のようにまったく別の施設になってしまっています。
新京極は私がこどもの頃から、いつもワクワクさせてくれる場所でした。
四条通から新京極通にはいるとアーケードの中に映画の看板や食堂のウインドウ、土産物屋の店先には決まって西陣織のネクタイや和装小物が並べられ、うなぎ釣りや射的のようにまるで縁日のような店もありました。
祖母と一緒にゴジラの映画を見たあとは、いつも喫茶店で(現在の井和井)氷スイカを食べて、夕食はちょっと足を伸ばして鴨川縁の「いずもや」へ。
子供心にはその途中の不二家の方が良かったのですが、なぜかいつもそのパターンだったように思います。
上の写真の他にも相変わらずがんばっている「スタンド」や「へたな表札屋」など残り少ない昭和遺産がまだありますので、今のうちに記録に残しておきたい気がします。
- [2010/06/21 12:53]
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今年もまた決算が来る
毎年この時期になるといろいろと計算高くなる。
私の事務所は決算が6月だからだ。
6月の決算というのは珍しいといわれるが、自分の誕生日が6月の30日なのでそうしただけだ。
1年の丁度折り返しでもあるので、1年12ヶ月を2つに分けて考えやすいというのも理由のひとつだ。
こうすることで6月と12月の2回業績を振り返ったり、事務所の方針を考えたりできるので1年に1回しか考えないよりマシかな、と思っている。
では今期はどうだっただろう。
世間は100年に1度の不景気と騒ぎ、政局は混迷を極め、京都市政は有能なリーダーに恵まれずトンネルを抜けだすどころかさらに迷走している感がある。
周りでは、いくつかの同業事務所が倒産や解散を余儀なくされ、デザイン業界は有史以来最悪の状況だ。
このような最悪の状況の中、コイズミデザインファクトリーはというと、100点満点中80点というところか。
今期にかぎっては、得意先の状況悪化によって契約が切れたところや減額となったところが何軒もあり、展望的にはかなり悪いと思っていた。
ところが、新規も増え、既存の得意先の中でも堅調なところもあり、スタッフを一人増員しても何とかやってこれた。
理由はただひとつ。
真面目にこつこつと、小さなことの積み重ねを貫いてきたからだ。
どうも世間的にはデザインというと水っぽい業種と思われがちだが、これほどに小さなことの積み重ねがものをいう商売もなかなかない。
何かひとつ有効な方法があるのなら、それはどこにでも見えていてすぐに真似をされておしまいだ。
ところが、小さなことをこつこつと積み上げてできた成果は何から真似をして良いのか周りにはわからず、同じだけの積み重ねをする時間と労力と勇気がいるのだ。
そんなことはわかっているといわれるが、そんなことを実行している事務所はそんなにない。
それが実行できている事務所はみんなその理由に気づいているはずだが、簡単に真似をできないということも知っているのだ。
- [2010/06/15 21:30]
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ipadの順番がまわってきた
毎日ヨドバシのサイトをチェックすることが必修となって約1週間。
思ったよりも早くipadの順番がまわってきました。
日曜日にとりに行くつもりです。
ですから私は月曜日からipad持ちです。
私のipadの使い方は概ねこんな感じ。
1 ウオッカのレースをiphoneよりも大画面で鑑賞する。
2 WEBのチェック
3 プレゼンでモニター代わりに
4 事務所の作品を保存しておいてポートフォリオ代わりに
5 仕事のネタをWEBでチェックしてスクラップ
6 ブログの更新
7 ネットオークションのチェック
これだけ使って7万円弱は安い。
最近は携帯の機種だけでも10万近くするものもありますから。
ただ、ちょっと気になったのが
それならwindowsのミニノートの方がつかいでがあるかも・・・・・とか
MAC BOOKの一番小さいのの方が・・とか。
いや、でも今この時点でipadをもつことに大きな意義があるのだ。
と思いたい。
ただ、電車の中であの大画面でウオッカのレースを次々に見るおっさんがどんな風に写るのかが心配です。
電車の中で一心不乱にゲームをしている若者よりも希少な感じかもしれません。
- [2010/06/10 23:23]
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ipadを予約した
自慢話を一席。
一昨日、ipadを予約しました。
3G32GBモデルです。
大阪で打ち合わせがあったので、そのあと梅田のヨドバシへいちもくさん。
1Fフロアの最も奥のApple売場の片隅になにやら行列があるので見てみると
それがなんとipadの予約受付のための行列でした。
店員に聞くと、なんと1時間待ち。たかが予約の受付だけのために1時間も列ばされるとは・・・・・。
ただでさえ列ぶのが嫌いな私は、ちょっと迷いながらもやはりあきらめて他の売り場へ行くことにしました。
BFのソフト売場で何か素材集でも買おうかとエスカレーターでひとつ下の階へ。
と、そこで何気なしに歩いていると「ipad予約受付はこちら」という看板が。
店員に確認してみるとここでも予約できるらしいので
「これはラッキー、ラララ。」とばかりに列に並びました。
1Fの列はざっと見ただけでも30人は悠に超えていたと思いますが、BFのブースにはたったの2人。
あっという間に自分の番が回ってきました。
それにしてもヨドバシの店員はあまりにも連携ができていないのでは。
これからヨドバシで予約しようと思っている人は、絶対BFが早いです。
それからもうひとつ驚いたのが、商品が届いたことを連絡する手段。
だいたいいつ頃かもまったくわからんという上に、商品の到着予定は自分でヨドバシのサイトから検索しないといけないらしい。
しかも!その予定から3日間たってもとりに来なければ、自動的にキャンセルになるようです。
何という殿様商売。
最近こんな強気な商売見たことありません。
やっぱり世の中、価格の安さでものを売るだけが商売ではありません。
Appleを見習って、黙っていても注文が入ってくるような事務所にならんといかんな・・・・と
強く感じた大阪の夜でした。
- [2010/06/06 21:45]
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暇な休日は靴磨き
天気が悪かったり、水槽の水替えのあと特に用事のない休日は靴磨きにかぎる。
玄関にどかっと座り込み、ひたすら靴を磨くのだ。
持っている靴の全てを磨くのはいくら何でも疲れるので、先週履いたものや
うっかり雨に降られてしまったものが候補に挙がる。
ただやみくもにクリームをつけて磨けばいいというものではない。
作法というものがあるのだ。
詳しい方法は別のサイトを参照していただきたい。
ただ、何より靴を磨こうという意気込みが大事だ。
靴というのは磨けば必ずこたえてくれる。
次の日、その靴を履きたくさせてくれるのだ。
ちゃんとした手順を踏んで磨けば、靴の寿命も確実に延びる。
大事に履いて、丁寧に磨く。
そうすれば2倍は長持ちするものだ。
と、いうことは半額で買ったのと同じことになる。
そんなよくわからん理屈をこねて、人の倍ほど靴を買ってしまう
物欲にまみれた自分への言い訳にしているだけか。
- [2010/06/01 22:08]
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