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がんばれ!東北 

今回の地震で今まで経験したことのない恐怖が日本中を襲っている。
被災地の皆さんには謹んでお見舞い申し上げます。
そして尊い命をなくされた方々のご冥福をお祈りいたします。

同じ日本という小さな国の中で、全くふつうに生活ができている関西圏と、食べるものや燃料さえも満足に調達できない北関東、東北地方とでは、あまりにも落差が大きい。

神戸の時もそうだったが、私には義援金の寄付をすることくらいしかできないがないが、あの惨状をテレビや新聞で見るたびに胸が締め付けられる思いだ。
戦時中に空襲や原爆で多くの死者が出たという歴史以降、ひとつの出来事でこれほどたくさんの犠牲者が出たのも、もちろん初めてだ。

世界中のミュージシャンやスポーツ選手、俳優などが犠牲者のために救援活動を始めているが、こういうときに私たちデザイナーは、いったいどんなことで貢献できるのだろう・・・・。
もちろん義援金や援助物資の提供などもひとつの方法ではあるが、デザイナーだからこそできる貢献というのはないものだろうか・・・。

神戸の震災の時、私はすでに今の事務所を持っていた。
今でもおつきあいのあるワールドという日本一のアパレル企業も大きな被害を受け、通常の業務を再開するまでに何ヶ月もの期間を要した。
震災発生から3週間後に私は、お世話になっている方々を訪ねて神戸に行ったのだが、あのときの変わり果てた神戸の街は、おそらく死ぬまで忘れないであろうと思う。
10階もあるような大きなビルがことごとく傾き、アーケードは崩れ落ち、ポートライナーの高架も落ちた。
ほとんどの民家が崩れ落ちた中、代変え輸送のバスを待つ列に並び、ようやくポートアイランドの市民広場につくまでになんと5時間も要した。

今回の地震は、それに輪をかけて津波や原発事故まで起こっている。
死者の数もおそらく数万人に上るといわれている。

はたしてデザイナーという職業は、こんな時に何の役にも立たないのであろうか・・・・。
たとえば、建築業であれば復興のために街作りの一役を担うことができる。
運転手であれば輸送手段の手助けもできる。医療従事者は、もちろん医療活動ができるし、農業従事者は食糧供給の手助けができる。

こんな極限の時に困った人々の役にたてる職業というのは、それ自体常々社会が必要としている職業である証拠だ。その点私たちデザイナーは、いったい何ができるのだろう・・・。

あの神戸の震災の時に感じた疑問がまたよみがえってくる。
義援金や援助物資のほかにできること・・・・。

それを考え、実践することも、私たちデザイナーに課せられたテーマであり、デザイナーという職業が社会的に本当の意味で認められる条件かもしれない。

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