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お気に入りのポーチ 

インナーポーチ

私は鞄が好きなので、その日の行き先や服装によっていくつかの鞄を使い分けている。
特に大阪や神戸、東京などに出張の時は、どの鞄でゆくか考えるのも楽しい。
ただ、その都度中身をすべて入れ替えるので、正直ちょっと面倒くさい。
ただ、財布や携帯電話はもともと仕事用の鞄と通勤用のショルダーを行ったり来たりするので入れ替えることは当たり前になっているし、ペンケースやシステム手帳、ネタ帳などを入れ替えることはそれほど面倒でもない。

問題はiphone用のイヤーフォンやフリスクのケース、常備薬、ブラシ、などの細々したものたちだ。
そこで女子たちがよくやっているように、そういった細々したものをポーチに入れることにした。
仕事鞄用と通勤鞄用の2つが必要なので適当なポーチを探していたが、なかなかこれというものが見つからない。

仕事鞄用は前述のほかにもUSBメモリやメジャーなども入るので少し大きめが必要だ。

おっと忘れてはいけない。いつどこでもギターが弾けるように左手人差し指用のフィンガーピックと鼈甲の三角ピックも必要だ。

そして、ようやく見つけたのが上の写真だ。
これは通勤鞄用。オレンジ地に白とブルーのストライプ。そしてなんとネクタイ用の生地でできている。
ん・・・・・・・・、なかなかエスプリが効いていて素敵だ。
大きさも頃合いだし、第一シルクだから軽い。
なかなかこんなに気に入ったものを見つけるのは難しい。

ショルダーからこのポーチを出すたびに一瞬「フフン」という気分になる。
仕事鞄用も頃合いのものが見つかった。

これで心置きなく鞄チェンジが楽しめる。
その日の服装を鞄からコーディネートするのも楽しい。

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名古屋 いい街、いい人 

出張で名古屋へ行った。
今年の慰安旅行で犬山へ行ったときに新幹線から名鉄に乗り換えた時以来だ。

名古屋というのは何かにつけて微妙な感じがしていたが、今回の行き先は乗換えなどではなく、名古屋がメインなので少々期待が膨らんでいた。

まず最初に驚いたのは、街がきれいなことだ。栄や伏見といった中心部でも道にごみが落ちていて見苦しいといったことはない。
道が広いこともそういった印象を助長する。
戦災にあったために道が整理されているということを聞いたことがあるが、東京や大阪だって焼け野原になったのは同じなのに名古屋だけがこのように美しく整理された街になっているのはなぜだろう。

次にうれしかったのは、食いもんががうまいことだ。
名古屋といえば味噌カツとかひつまぶしが有名だが、今回はそれらに勝るとも劣らない「名古屋コーチン」を食した。
栄にある名古屋コーチン専門店をたまたま見つけ、恐る恐る入ってみたが、これが大正解。
刺身の5種盛りやシンプルな炭火焼、〆の雑炊などどれをとっても大満足だ。

あくる日の昼食はこれまたたまたま見つけた隠れ家的イタリアン。
前菜、パスタ、メイン、それぞれにレベルが高い。

それ以外にもホテルの朝食や最終の夕食で食べたソーセージやチーズ、出張中ほとんど不満のない食事をとらせてもらった。

そして、何よりも今回名古屋がすばらしいと思ったのは、「人」の対応だ。
そのなかでも素晴らしかったのがタクシーの運転手。名古屋にいる間に何度か乗ったが、どのタクシーの運転手も100点満点の対応だ。
正直京都のタクシーとは全く比べ物にならない。世界の観光都市を自負する京都のタクシーがご存知のような対応であることに比べ名古屋のタクシーは本当にすばらしかった。
ショップの店員や飲食店のスタッフもそうだ。京都のようにお客さんを値踏みするようなことは全くない。
最後まで気持ちよく食事ができた。

東京にも大阪にもこびず、独自の文化を育ててきた名古屋。
今回そのパワーの源を少し感じ取ることができた気がする。
買い物をする一般人のマナーや子供のしつけ、道を歩く人々の様子、そんな何気ない人々の様子が私のような他所ものにはとても安心感を与え、心地よい気持にさせてくれている気がした。

また、きっとここへ来るだろうな・・・・という気がする、そんな素敵な街、名古屋であった。


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ジャケットをつくった 

パターンオーダージャケット1

ジャケットはオーダーにかぎる。
スーツももちろんオーダーにかぎる。

そんなことを言うと金持ちの贅沢と思われがちだが、実は最近そうともいえない。
スーツやジャケットにかぎらず服全体が低価格化しているが、いわゆる有名高級ブランドでさえもそのブランドなりに生産コストを抑え、値頃感のある商品を提供しようと努力している。
メンズにおいてはその傾向がレディースよりもさらに顕著で、特にスーツなどはもともと制服感覚で買われる傾向が強いため、どんどん実勢価格が下落している。

リクルート用や若いビジネスマンは何年か前から登場したいわゆる2プライスのスーツ専門店(スーツカンパニーやオリヒカなど)で購入するか、ロードサイドのスーツ専門店(青山やアオキなど)で済ませるのが主流ではあるが、その理由はほとんどの場合価格と品揃えと言うことになる。

確かに無難なグレー系の無地やピンストライプのものは必ずサイズがそろっているし、価格的にも一昔前とは比べものにならないくらいに安い。
そういう既製のスーツを着ることが当たり前になっているので、着心地やデザイン、サイズ感などもそういうものだと思っている購入者がほとんどだ。

しかし、ここであえて提案しよう。

ジャケットはオーダーにかぎる。
スーツももちろんオーダーにかぎる。


まず、袖を通したときの着心地が全く違う。自分の胸囲や肩幅、腕の長さなどにぴったりとフィットした上着というものの着心地を一度味わって欲しい。
さらにデザインが自分の好きなようになる。
といってもパターンオーダーの場合は一からデザインするわけではないので、各部分毎に何種類かのパターンから好みのものを選んでゆき、自分の好きな形にくみ上げるという感じだ。
しかも、自分で生地から選ぶので色柄も思いのままだ。

私のように自営のものは特にスーツの色柄に制約を受けないので、少々派手な色や柄も思いのままだ。
前身のボタンの数、襟の形、ポケットの形・数、袖口の形、ベントの有無や位置、襟のステッチ、裏地にいたるまで自分の好きに選ぶことができる。

しかも、しかもだ、それで既製のものより安く上げることもできる!

上の写真は、昨日上がってきた私のジャケットだ。
採寸をして、前身はこだわりの3ボタン段返り、左右のポケットは斜め下がり、ベントはこれまたこだわりのサイドベント(ポケットに手を突っ込むときにジャケットの裾がまとわりつかないので私はほとんどサイドベント)、ボタンと裏地は無難なものを選び、背裏は抜きにした。
生地は国産のグレンチェックに細い茶色のストライプ。

パターンオーダージャケット2
パターンオーダージャケット3

完璧だ。
これでなんと驚きの16,000円。

ばからしくて既製品は買えない。
サイズだって何となく無理をしながら着なくてはいけないし、細かいディテールまで好みの形であることはあり得ない。
何より百貨店ブランドならこの生地、この縫製レベルなら確実に5万円前後はする。

これはやめられない。

実は昨年の冬もスーツとジャケットを合わせて3着もつくってしまった。

あまり人にはばらしたくないが、うれしすぎて黙っていられない。
冬に作ったスーツとジャケットはまたいずれアップするが、
このジャケットを取りに行ったときに、最近流行のニットジャージ系のジャケット用生地を見つけてしまい、調子に乗ってまたジャケットをつくってしまった。

今度つくったジャケットはさらにマニアックな作りだ。
仕上がりは8月の盆前。
思わず笑みがこぼれるジャケットになりそうだ。
今回は金ボタンにしたのでオプション料で2,000円アップの18,000円。
バーゲンでもこんな値段でこんなジャケットは買えない。

フッフッフ、仕上がりが楽しみでしょうがない。

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48歳になった 

ケーキ1

48歳になった。いいおっさんだ。
毎年事務所のスタッフが誕生日にはケーキとプレゼントで祝ってくれる。幸せなおっさんだ。

このハリネズミのようなケーキは、その誕生日に48本のローソクをたててくれたものだ。
こんなケーキは見たことがない。
普通は太めのローソクを4本と細めのものを8本立てるか、最近では数字のローソクがあって「4」と「8」を立てたりすると思うが、うちのスタッフはこの方法を選んだ。

ケーキ2

ライターで火をつけようとすると熱さに耐えられないだろうという予測から、スタッフたちはなんとこの日のためにチャッカマンを用意した。なかなか賢い。
これなら一気に48本のローソクに火がつけられそうだ・・・・、などと変に感心したりする。

ケーキ3

うちの事務所ではケーキに火をともすときはカーテンを閉めて暗くするのが習わしだ。
なかなか幻想的な絵面ではあるが、火災報知器が鳴らないが心配でもある。

ケーキ4

ついに48本すべてに火がついた。
そのうちの何本かは隣のろうそくとひっついて大きな炎になっている。
下のケーキは大丈夫か。
この状態で「happy birthday」の大合唱が始まる。

早くしないとケーキが溶ける・・・・。
早くしないと火災警報機が鳴る・・・・。

様々な心配をよそに48本のローソクが燃える中、合唱が終わり、一気に火を吹き消した・・・・。

48歳、なにやら心配な出だしだ。


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旧日本生命京都支社ビル 

旧日本生命ビル

私は写真が好きだ。もう少しちゃんというと写真を撮るのが好きだ。
もともとお絵かき少年であった私は、実を言うと写真を趣味としている人の気持ちがわからなかった。もう少しひどい言い方をすると、写真を撮るというのは絵を描けない人がすることだと思っていた。

18才でデザイン学校に入った時に実習で写真の講義があった。強制的に一眼レフのカメラ(当然時代はフィルム)を買わされて、いろいろな課題を課せられた。
一度もカメラというものを持ったことがなかった私は、とりあえずフィルム1本取ってみようと思い、愛機のCanon AE-1とともに原付で京都の古い西洋建築を撮り回った。

そのうちの1枚がこれだ。実に30年前の写真だ。
今はこのビルも前壁だけを残し、後は改築されて商業施設になってしまった。
この界隈もその頃とは比べものにならないほど賑やかになって人通りも絶えない。

それにしてもこの頃の建築はすばらしい。
100年経ってもこの美しさだ。
今現在の建築で100年後に美しいと言ってもらえるようなものがどれだけあるだろう。
いまだにこのような美しい姿を楽しませてくれる当時の建築イズムには
感激すら覚えるものだ。

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