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見込みからわかること 

見込み

この柄は、古伊万里の皿や猪口、鉢などに良く見られる見込みというものです。
主に、というかほとんどの場合「松竹梅」を上の写真のように丸紋に組んだものになっていますが、この見込みを見るだけでもさまざまなことがわかってきます。

まず簡単に見分けがつくのは、その器のレベル。
古伊万里の場合に限らず、器というものは絵が入っている以上、その絵の精度を見れば、器自体のレベルもわかります。もちろん手の込んだ絵付けがされているものはレベルが高いわけですが、古伊万里の場合、この松竹梅の見込みがだいたいの器に入っていますから、その精度を比べることで、柄が違う器同士のレベルを計ることができます。

そしてもうひとつ非常に大切なこと。
日本人の気質というものがわかります。
まず、第一に「こんなところにまでも松竹梅の柄を使うほど縁起担ぎを好む」ということ。小さな小皿にまでもこの柄が多用されています。
次に2番目は「ここには必ずこの柄、というような様式を大切にする」ということ。松竹梅を丸く組むことや三つの順序、入れる位置など完全に形式にのっとっています。
そしてもうひとつ「この柄が入っていればブランドイメージがつくというあんちょこなブランドイメージ戦略」。これは現在でも高級ブランドに似たものを一生懸命に作ったり、またそれを好んで買ったりする日本人の傾向が如実に現れているもので、江戸時代の昔から傾向として現れていたんだなと感心させられます。

こんど古伊万里を見かけたら試しにこの見込みを探してみてください。

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