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これでいいのか!京都市美術館 

京都市美術館

私は生まれも育ちも京都です。学生時代、会社員時代もすべて自宅からという、良くも悪くも生粋の京都人です。
それ故に、京都の市政や文化事業、街の気質などには思うところがたくさんあるのですが、ここ最近もっとも気になっているのが、京都市美術館のことです。

京都市美術館は公立の美術館として日本で2番目に古く、戦前から当時最大の美術展であった帝展をはじめとして、常設展や特別展、市展を開催し、戦時下の悪条件を克服して、京都美術界の発展に寄与してきました。

と、そこまでは立派なものですが、最近では行政の無能さによるものかどうか知りませんが、全く持って面白味に欠ける運営といわざるを得ません。
昨今、地方都市の公立美術館や企業が運営する私立の美術館など全国でちょっとした美術館ブームが起こっていますが、そのどれをとってもそこに携わる人々の熱意や美術に対する純粋で前向きな姿勢がひしひしと伝わってきます。
ところが、この千年の都、日本伝統文化の都といわれる京都にある公立の美術館が、こんな状態では地方や海外からのお客様に対して、あまりにも恥ずかしい限りです。

確かに今現在も「ルーブル美術館展」という立派な展覧会をやっていますが、有名な画家や歴史ある公募展を開催すれば美術館としての役割を十分に果たしているのか・・・・と、いう疑問に駆られます。
第一、芸術の都といわれるパリには、そのルーブルという世界に誇れる美術館があるというのに、何かというと「千年の都」という言葉にあぐらをかいているわがまち京都には、こんなしょぼくれた美術館しかありません。

ここで京都市美術館にかけている要素をまとめてみました。
●空調がなっていない。
●ミュージアムショップすらない。
●気の利いたカフェやレストランは全くない。
●企画展に偏りがあり、斬新な催しや広く一般に訴える時流に沿った展示がない。
●ホームページもありきたりで、収蔵作品についての記述などがあまりにもおざなり。
●トイレや洗面所などの基本的な設備が最低レベル。  などなど。

これでは、美術に対する興味や文化を市民レベルで裾野を広げることなどとうていできません。一部の画壇や美術界の重鎮方が口うるさい土地柄ではあるけれど、美術館を運営しているのは京都市民の血税です。
もっと市民の美術に対する文化的レベルを向上させる施策はないのでしょうか。

今の京都市長は、ある新聞のインタビューで「京都にはほんまもの(「ほんまもん」ではないのか?)がある」と豪語していましたが、その「ほんまもん」がある街の美術館がこれでは「千年の都」という言葉にあぐらをかいているといわれても仕方のないことではないでしょうか。


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