FC2ブログ

百貨店、量販店の売上げが下がっている・・・・ 

最近の新聞などで盛んに言われている百貨店や量販店の売上げダウン。
単にダウンダウンというけれど、その中味をもっとよく分析する必要があるのでは・・・。
「不景気だから」という理由だけでかたづけていないだろうか。

ご存じのように世の中はデフレの風が吹き荒れ、戦後経験したことのない経済状況が続いているのは皆さんご承知の通り。迷走する民主党政権にもそろそろ失望感が漂い、打つ手がないという感がある。

そんな中で百貨店や量販店が生き残りをかけてとっている戦略は、見事にどこもかしこも「低価格化」。
680円という驚異的な価格のデニムのパンツまで登場する始末。

ここで冷静に考え、理解しないといけないのは、価格がどんどん下がったからといって、その分たくさんの数を買うということはあり得ないということ。
例えば680円のデニムパンツが発売されたからといって、いままで6800円のものを買っていた人が10本も同じものを買うはずがないということ。
まあこれは極端な例として、いずれにしても680円のデニムパンツを買う人は、デニムパンツを買うということに関して今までのように6800円は使わないということだ。

それはつまり購買物の単価を下げていることであり、今までと同じ売上げを維持するためにはそれ以外のものを買わせる必要がある。
しかし、もともと購買意欲が下がり、安いものを求める人が680円のデニムパンツを買うのだから、そんな人が他のものをばかばか買うはずがない。
ということは、単価が下がった分売上げが下がるのは必然であり、今まで以上に売上げアップは難しいこととなるのは当然だ。

つまり、低価格のものをお客に提供し、それを売りにして売上げを伸ばすなどということは、そんなに簡単なことではないし、どこもかしこもその戦略をとっている今のような状況では、お互いにクビの締め合いにしかならないということだ。
どちらが先に倒れるかというようなサバイバルは、ビジネスをゲーム感覚でしか考えられていない証拠であり、百貨店や量販店というような大きなビジネスでとるべき方法ではない。

現に、ただ一人勝ち組といわれるユニクロは、この状況の中でも、同じアイテムで従来の価格を引き下げるようなことはしていない。もっと他の方法で顧客を勝ち取り、研究した商品展開で業績を上げているのだ。

「価格を下げる」という経営戦略は、最も安易な方法であり、どこにでもまねのできることではあるが、最も悪循環に陥りやすい麻薬のような方法であるということを理解しておかなければならない。

関連記事

FC2 Blog Ranking

Comments

Comment Post















管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

Trackback URL
http://kdf.blog113.fc2.com/tb.php/259-601ebbcf