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京都市地下鉄乗客の1日5万人増計画のおろかさ 

京都市は、経営難の市営地下鉄と市バスの経営健全化計画のなかで2018年度までに地下鉄の乗客を1日5万人増やす目標を発表した。

計画では、13年度までに運賃を5%値上げし、1日5万人増客の目標が達成できない場合は18年度に再度値上げするという。これに対し、市議会では最初から逃げ道をつくっていると批判が集中。

当然だ。

5万人達成のうち、2万8千人は集客施設の誘致など沿線開発を根拠としているらしいが、のこり2万2千人については具体的な算定根拠が示されていないことに、市議たちは「増客の達成は確定していない。どうやって増やすのか、根拠を求める声も上がるだろう」と指摘した。

もともと周辺の集客施設というのは何か。
おそらくいつまでたっても開店しない八条口のショッピングモールと駅前で更地のまんまのヨドバシのことか。

もう一度京都市はよく考えてみろ。
なぜそのおおきな2つの施設がいまだに計画倒れで終わっているか。
それは集客のめどが立たないからテナントも集まらないし、採算もとれないからだ。
周辺の渋滞をはじめとした諸問題を京都市が本気で対策を立てないことや駅からのアクセス確保など施設の活性化に向けた様々な方策が必要であるにもかかわらず、まったくといっていいほど考えられていない現状では当然だ。

偉そうに「5万人増」と掲げた計画もそのうちの2万8千人は、自分たちがパチパチと手をたたいて喜んでいた民間の計画に乗っかったものであり、しかも残りの2万2千人の分はたいした計画も根拠もない。

それで君たちは市民の血税から給料をもらっているのか。
もともと「5万人増」などといいだしたのが誰かは知らないが、もう少し考えてからものをいえといいたい。

京都市地下鉄

だいたい、いま、何とかのひとつおぼえのようにそこら中につくっている自転車置き場にしてもそうだ。
あんな街中にたくさんの自転車置き場を誰が望んでいるというのか。しかも肝心の周辺部ターミナル(JR西大路駅や阪急西院、地下鉄北大路、JR二条駅など)では十分な台数分が確保されていないにもかかわらず、誰も使っていない御池通には何カ所も新設されていたりする。

おまけにがんばって自転車を啓蒙するのは環境によいとしても、そのぶん肝心の市バスや地下鉄に乗らなくなる人が出てくるということは計算に入っているのか。ましてや、何よりみんなが自転車を使ったりしたら自転車置き場がすぐに不足して周りは放置自転車だらけになるに決まっている。

それよりも自転車をそこら中に放置することが人に迷惑のかかることだということを理解できる人間教育の方が必要ではないのか。
教育の改革というものはそういう人間の根本をつくる道徳心というものをまず形成するべきだ。

いずれにしても都市の交通政策というものは、ただ単に自転車で街中を巡ってエコロジーだとか、ここに何ができるからこれだけ増えるとか、そういった短絡的なものの考え方では解決しない。

146万人ものリーダーたるもの、もう少し頭を使って欲しいものだ。

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