なぜアスコットタイか
私はアスコットタイが好きだ。
20歳過ぎの頃、バブルのまっただ中で一度カマーバンドとともに流行ったことがある。
それ以来のつきあいだ。
ネクタイのように首を締め付ける感じがないので、私のような肩こり持ちには都合が良い。
それと、ネクタイのように堅苦しい感じがしないので、人格までソフトに見せることができる。
なによりあまりしている人を見かけないので、オシャレ人を気取ることもできる。
以前若者のスーツ感に関するリサーチをしたのだが、今の若いビジネスマンは平均5本程度しかネクタイを持っていないらしい。それでどうやって過ごしているかは知らないが、せめて2週間同じネクタイをしなくてもよいだけの本数は必要だ。
そんなこと無理だ・・・と、いわれそうだが、ちょっと気に入ったネクタイを買っていれば知らぬ間にそれくらいの本数になるはずだ。
その上まだアスコットタイか・・・・と、さらにつっこまれそうだが、これは普通3本もあればいい。
普通、スーツを義務づけられたビジネスマンはアスコットタイで出社するわけにはいかないので、もっぱらカジュアル用ということになる。だから3本でよい。
ただ、私のように仕事の日でもアスコットタイが許される恵まれた環境の人は10本は欲しい。
アスコットタイにはプリントのモノと織物とがあるが、織物はどちらかというとフォーマル色が強くなるので、プリントのモノの方が応用が効く。もちろんネクタイは逆。
プリントのネクタイは一部のヨーロッパ高級ブランドの匂いが強いので、いかにも舶来趣味にしか見えないが、アスコットタイはスカーフをイメージするのでまったく問題がない。いや、逆に織物はかしこまった感じがするので着こなしに幅ができない。
ただ、困ったことに防寒のためにしていると誤解されてしまうことがある。暖かい季節には不思議な顔で見られることもある。
確かに夏場は首元が暑いのは事実だ。
ただ、少し開けた襟元にポケットチーフと微妙にコーディネイトされたアスコットタイという組み合わせは、今のしゃれ人にとって必修といえるだろう。
シャツとネクタイやアスコットタイ、ジャケット、ポケットチーフがバランスよく組み合わすことができて初めて一人前のビジネスマンといえるし、一人前の洒落人といってもよいだろう。
まずはドット柄アタリから1本お試しください。
最初は少し気恥ずかしいですが
すぐに慣れるはずです。
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