京都市地下鉄乗客の1日5万人増計画のおろかさ2
前回に補足。
私が予想していた集客施設というのは京都駅前のヨドバシや八条口の商業施設ではなく、なんと山之内浄水場の跡地に新しく誘致する施設のことであるらしい。
その施設で目標である1日5万人のうち2万8千人を見込んでいるというのだ。
あきれて声も出ない。
現在、1日2万8千人もの人を集められる施設が京都にどれだけあるというのか。
例えば西京極のスポーツ施設、パープルサンガや京都ハンナリーズの試合、市民の利用、などの利用でも年間通して1日平均2万8千人などとうてい足りない。たまに行われるパープルサンガの試合でもチーム発足以来の平均入場者数は8000人に満たない。その他の日をならせば西京極のスポーツ施設全体でも年間を通じて1日平均はおそらく2000人を切る。
仮に甲子園球場のようなところで満員になる試合を週のうち3日間やっても15万人。それを7日間で割ると2万人ちょっと。
あのユニバーサルスタジオジャパンでさえ2007年の入場者数は1日平均2万4千人足らず。
いったい1日に2万8千人もの人を何で集めるつもりか。
しかもそこへ行く手段として全員が地下鉄で行くわけがないので実質は3万5千人とか4万人規模の集客が必要だ。
京都市はディズニーランドでも呼んでくるつもりか。
ある記事では大学を誘致するというプランもあるらしい。自転車通学や京福電車での通学者、バス、徒歩の学生を差し引いて、しかも土日や夏休みのような長期の休みの分までならしてかんがえると最低でも3万5千や4万という数字が必要になる。
あの敷地にそれだけの人数を抱える大学とはいったいどこか。
何階建ての学舎が必要だと思うのか。
足し算さえできれば中学生でも成り立つかどうかわかる程度の理論だ。
こんなことを平気な顔で「やるしかありません」などと市議会で発言するような奴らは、いったい誰に言われてそんなことをいっているのか。今盛んに市議会で突き上げられて問題化している市長からのトップダウンか。
それとも自分の意志決定に基づくことなのか。
いずれにしても、いい加減にしろといいたい。
140万人以上の住む街を舵取りする立場の人間がこれでは
まったく持って情けない。
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