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アウトレットモールとは 2 

アウトレットモール3

ではアウトレットモールのデメリットとは何でしょう。
前回のように3つの立場から考えてみましょう。

まずは圧倒的多数の消費者。
「とりあえず安いのだからOK!」というわけにはいきません。確かに本来のアウトレット商品をうまく選別してお得な買い物をするのならこんなにメリットはありません。それで浮いたお金は景気への影響を考えて、決して貯金などしてはいけません。必ず他の買い物やおいしい食事、旅行など何でもいいので必ず使い切りましょう。
でないとお金が動かなくなって経済が少なからず停滞してしまいます。
ただ、前回も書いたようにアウトレットモール用に作られた商品をつかまされてしまうと、これは気づかないうちにプロパー商品(定価の商品)を買わされているのと同じで、価格が安い分コストを抑えた商品レベルの低いものを買ってしまったことになります。
これではいくらお気に入りのブランドとはいえ、ちょっと考えもの。

次に出店しているアパレル。
実はここが一番怖い。一時的には在庫がはけて消化率が上がりますが、アウトレットモールで買うことを覚えた消費者は、従来の百貨店や専門店で買うことをためらいます。
よほどそのブランドのファンでもない限り、自分の買ったプロパーの商品が何ヶ月か先にアウトレットモールで半額になっていたりしたら気分がいいわけがありませんし、次からはアウトレットで買おうと思うのは当然。
そうすると消化率は上がっても利益率が下がるというようなことが起こってきます。その利益率を上げるために考え出された方法が先程書いたアウトレットモール用の商品です。
その方法なら利益率を確保することがしやすくなるのです。
ただし、ここからが問題。
消費者もそんなにバカではありませんから、そういう商品ばかり出しているブランドから徐々に離れ出します。
ただでさえ、ブランドというのはある一定の寿命があるのに、その寿命を自ら縮めてしまうことになるのです。
こういったことは消化率や利益率、在庫量などのように数字でははっきりと出てこない特徴ですから、なかなかブランド側も実感するまでに時間がかかってしまいます。そして、気づいたときにはもう手遅れ・・・・ということに成りかねないのです。

それを支える商社も同じこと。各アパレルがそうやって徐々にブランド力を失っていくことをただじっと見ているしかありません。中にはアウトレットモールへの出店自体が厳しくなるようなブランドまで出てくる始末。
そこでまた新しいブランドをそこへ投入するということを繰り返しますので、悪循環の繰り返しです。
するといつか、調子のよかったブランドまでアウトレットモールの麻薬に蝕まれてしまい、自分たちのパートナーの収益率を上げるはずの方策が、全く逆の結果をもたらすこととなってしまうのです。

では結局誰が得をしたのでしょう。
それは、アウトレットモールでこそというお得な商品だけをうまくチョイスし、浮いたお金でいろいろなことを楽しんだ賢い消費者と、その恩恵を受けた他の業界ということになるのです。

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