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京都のデザイン界 1 

私は今年48才になる。いいかげんいい年だ。
長男は今年成人式を迎え、その長男と同い年の子が4月から社員として働いてくれる。
従業員が自分の息子とついに同じ年齢ということになった。

自分の事務所をもって24年目。と、いうことは私の人生の半分を費やしていることになる。
これだけ長いことやっていると、京都のまちにおいてのデザイン界というものが、ほおっておいてもうっすら見えてくるものだ。

京都という街は、東京や大阪に比べるとずいぶんと小さいし、マーケットも限られている。
しかし、他の地方都市とは様子が明らかに違っていて、同じような判断基準は当てはまらないことが多い。
それは、1200年の伝統というものがいい意味でも悪い意味でも脈々と息づいているからだ。
特にビジネスにおいては、他の都市から移ってきた人たちにとって、なかなかなじみにくい土地柄のようである。

そんな中で私たちが生業としているデザインという世界は、はたして今どの様な状況なのだろうか。

先の見えない不況、ビジネスモラルの欠如、過当競争による経営環境悪化、次世代の人材不足など業界を取り巻く状況は決して明るいとはいえない。
しかし、そんな中でも何とか生き延びなければ、時代の流れに淘汰されるだけだ。
時代の流れにそのまま身を任せていても、何とか成長していけた時代と訳が違うのだ。

ただ、時代の流れがいい方に流れるのを待っていても、闇雲に年を重ね、隠居を待つだけなのは明白だし、かといって自分たちの力で時代を変えるようなことは、今の日本という国ではできそうもない。

こういう八方ふさがりの状況を打ち破るすべを見つけないと、京都のデザイン界に未来は全くない。

何も私が大見得を切って、声高に「なんとかしようぞ!」などと叫んでみても、うちの事務所にとってたいしたメリットは生まれないだろうし、第一その叫びをどれだけの同胞たちが受け止めてくれるかもわからない。

と、悲観的なことばかりを考えてしまいそうだ。

しかし、今年私はあえてその意味のないかもしれない
大見得を切ってみようと思う。

年頭に誓ったように今年、私は自身の能力の100%をだしきるときめたのだ。

具体的に何をどうするかはこれからじっくりと考えていくとして、とにかくまずはMOVEMENTを起こそう。

それが将来の京都デザイン界繁栄につながれば、自ずと自分の事務所も恩恵を受けて繁栄できるはずだ。
そのことを信じて、とにかく今年は動くつもりだ。

それはきっと私世代のデザイナーに科せられた責任であり、私世代デザイナーにしかできないことなのだ。
うまくいくかどうかはわからない。
しかし何もしないよりはいいのは確実だ。

果たして今年の年末にどんな反省が待っているだろう。
期待と不安と使命感を原動力にとにかく走るのだ。

そのためにまず、京都のデザイン界をじっくりと眺め、問題点を洗い出すことからことから始めよう。

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