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金モールのエンブレム 

ジャケット エンブレム

今でも時々トラッド系のショップで目にするが、金モールのエンブレムというのをご存じだろうか?
金モールというのはピアノ線のような金と銀の針金状の糸のようなもので、それを刺繍して作り上げたのが金モールのエンブレムというものだ。

エンブレムというのは「紋章」のことで、もっとわかりやすく言うとチームや団体のマークのことだ。
それを金モールで刺繍したワッペンが上の写真のようなものに仕上がる。

ふつうはネイビーブレザーに金ボタンをつけて・・・というスタイルが王道とされているが、何年かに一度、このエンブレムというものが大流行する時がある。
ただ、流行になると本物の金モールエンブレムではなく、ただ単にフェルトに普通の刺しゅう糸で刺繍してあるものが店頭にあふれるので目にされたこともあろう。

私はこの金モールのエンブレムというのが好きなので、はやっていない時でも平気で胸に付けているのだが、いつもいつもネイビーブレザーではあまりにも芸がないので、この写真のようにブラウンのウールジャケットにもつけたりして楽しんでいる。
しかも、私自身がデザインしたものだ。
ふふっ・・・・・・自慢である。

仕事でデザインしたあるブランドのものをちょっと拝借して、勝手につけた。
そのジャケット自体も同じブランドのものなので大目に見ていただきたい。

ただ、もう一つ種明かしをすると、このエンブレムの下にはもともと犬の顔が刺繍してあった。
それも私自身がデザインしたものではあるのだが、昨今その手の刺しゅうモチーフはあまりファッショナブルとは言われない傾向がある。

そこで私は、自分自身のデザインしたエンブレムでその刺繍を隠してしまった・・・というわけだ。
エンブレムの下に見えるアルファベットの文字はその名残である。

自分のデザインを自分のデザインで隠すというのは、何か複雑な気分でもある。
「恥部を隠す」という後ろめたさと、自分自身で上書きしたという痛快さが、妙なバランスで心を揺らす。

そして、それをまた自分で着て歩くというのは、これまた大胆な趣味ではなかろうか。

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