シャツも作ろう
ジャケットの次はシャツだ。
ビジネスマンにとってシャツは消耗品的なアイテムではあるけれど、だからといって手を抜いてはいけない。
最近は2プライスのスーツ専門店やワイシャツとネクタイの専門店などがイオンなどのショッピングモールに必ず出店しているが、ひと頃に比べシャツもずいぶんと選択肢が広がった感がある。
わたしは、ワードローブのシャツのほとんどをボタンダウンで占めている。
私が育った70年代はまさにアイビー花盛りであったので、シャツはボタンダウンでないとだめなのである。
それともう一つの理由は、第1ボタンを開けてきたときの襟のこなしがボタンダウンの方がきれいだからだ。
レギュラーカラーの場合、最近のようにクールビズでノーネクタイだと、第1ボタンを開けたときに襟がダランとだらしなく広がってしまい、いかにも昭和のサラリーマン的になってしまう。
よく国会中継などで政治家がクールビスだからといってそのような着方をしているが、どう見てもだらしのないオッさんにしか見えない。
私は、ただでさえもう50前のオッさんなのだから、そのあたりは結構気を使っているのだ。
ただ、最近は20代でも平気でそのような着こなしをしているビジネスマンを見かけるが、あれは絶対にやめるべきだ。
ところで、上の写真はこの前のジャケットにつづいて最近オーダーしたシャツだ。
名古屋に出張の折に、合間を見て買い物をしたのだが、折しも世間は夏のセールまっただ中。栄あたりの百貨店は欲しいものだらけでめまいがしそうだ。
そこで目についたのがお仕立て券つきのシャツ生地売場。1万円前後でいろいろな生地がそろっている。
その中から選んだのがこの2枚だ。
1つはブルーとグリーン系のマルチストライプ。そしてもう一つは薄いブルー地に織柄のドットだ。
マルチストライプの方は私にとっては定番のボタンダウンでクレリック。ついでにボタンも換えてストライプにあわせたネイビー。
ドットの方はちょっとクラシカルにラウンドカラーを選んだ。このシャツにネイビー系のレジメンタイでバッチリと決めたい。ジャケットはエンブレムつきのネイビーブレザーで決まりだ。
どうでもよい小さなこだわりだが襟のステッチは、身生地にあわせて薄いブルーだ。
2枚あわせて約2万円。1枚1万円程度だ。
ちょっとしたブランドになると既製でも1万円台半ばはするので、オーダーする方がずっとお得だ。
これもジャケットと同じ理由だが、まず着心地が全然違う。
人間誰でも少しは左右の腕の長さが違ったり、肩の下がり方が違うものだが、そういうところもちゃんと測ってあわせてくれるので、既製のように少しくらい窮屈でも我慢するというようなことがない。
だいたいの場合、襟の形、クレリックの有無、袖口の形(ダブルカフスだって対応してくれる)、ポケットの形、ボタンやボタンホールの色、バックのプリーツの形などが自由に選べる。
それでこの値段はどう考えてもお得だ。
百貨店のオーダーシャツ売り場に行くたびに思うのだが、例えばバーバリーの既製品シャツをバーバリーのショップで買うと2万円前後するのに、オーダーシャツ売場でバーバリーの生地を使ってオーダーすると1万5千円程度でできたりする。しかも既製品はだいたいの場合海外縫製だ。
ところがオーダーなら、バーバリー製の生地を国内縫製で自分の思ったデザインにして、サイズもぴったりにできるのだ。
その上、セールの時にはブランドさえ選ばなければワゴンで5千円台からお仕立て券つきの生地が売られていたりするから驚きだ。
一度オーダーしたシャツに袖を通して欲しい。
高いお金を出すだけがオシャレではないのだということを実感できるはずだ。
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