こんな子供の育て方でいいのか?
以前北大路に事務所があったときに思ったのですが、最近の教育事情はどうかしていないでしょうか。平日夜9時をすぎた頃、大きな学習塾の前には子供を迎えにくる親の車でいっぱいです。親がその時間に迎えに行けるということは、少なくとも親は仕事を終えて帰宅しているはずです。ということは親が仕事をしているより子供が学校や塾で勉強している時間の方が長いということです。
よく言う理由の一つに「最近は物騒だから安全のために迎えに行く」というのがあります。確かにもっともらしい理由ですが、たとえば受験が近いので最後の追い込みに遅くまで塾に行っているとか、専門的な練習が必要な専攻を受験するとかいうのならわかりますが、私が見ていた車の列はほとんど小学校の低学年です。そんなときから親が仕事をしている時間より長く子供に勉強させることが本当に教育といえるのでしょうか。もし、迎えに来た母親の車に乗って家に着いたときにおとっつあんがビールでも飲んで野球でも見ていようものなら子供はどう思うでしょうか。そんな親を尊敬できるでしょうか。もっと驚いたのは塾から帰る子供を迎えに行った母親がその帰りに子供と二人で毎日のように外食していたりするらしいのです。
あきれてものもいえません。そんな親が年いってから子供に面倒を見てもらおうなんてちゃんちゃらおかしい話です。
小学生には小学生の、中学生には中学生のその年なりに経験しないといけないことがたくさんあるのです。その年にしか経験できないことがとてつもなくたくさんあるのです。
それを経験せず、大事なことをとばして大人になってしまうからいびつな人間になるのです。勉強はできるが社会に適応できない人種はおおかたこのパターンです。
やるときはやる、遊ぶときは遊ぶ。
子供に言い聞かせながら自分にも言い聞かせているこのごろの私です。
- 関連記事
-
- 京都の世界遺産に思う (2007/09/24)
- こんな子供の育て方でいいのか? (2007/09/20)
- 60歳画家宣言 (2007/08/16)
- [2007/09/20 23:33]
- こんなこと考えてます |
- Trackbacks(0) |
- Comments(0)
- Permanent URL |
- TOP ▲
Trackbacks
Trackback URL
http://kdf.blog113.fc2.com/tb.php/39-6f369a39
- | HOME |
Comment Post