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今年を振り返って 仕事のこと 

もうそろそろ今年1年の反省をしなければいけない。
いや、反省と行ってしまうとあまり芳しくない1年であったように思われそうなので、「1年を振り返らなければいけない」の方がよい。

まずは「仕事」。仕事が第一である。
うちの事務所は6月末を決算としている。
私の誕生日が6月30日であることと、1年のちょうど半分ということが理由だ。
1年の半分のところに決算を持ってくると、決算の時と年末のこの時期と1年に2回振り返って分析することができるのでなかなか良い。

ところで今年の「仕事」についてであるが、前半の半年、つまり先期の後半はあまり芳しくなかった。
目に見えない震災の影響もあったのかもしれないが、それよりもデザインというビジネス自体の流れというものが
変わっていることに私自身が対応し切れていなかったせいだと思っている。

ここ何年間かの間にデザインというビジネス自体が「超買い手市場」に陥っていることにもう少し速く対応すべきだった。
この「超買い手市場」はもちろん売り手側が作ってしまったことに間違いはない。自分たちが作ってしまった状況にどんどん引きずり込まれて、いわゆる「負のスパイラル」に巻き込まれてしまっているのだ。

必要以上のプレゼンやデザイン費の価格競争、無理な納期での受注や不完全な原稿作成の肩代わり。
顧客満足の獲得と過剰競争の違いを認識できていないデザイン業界自体の失敗だ。

これから脱するのはそう簡単ではない。
そして、ほとんどの事務所が脱出方法を見つけていない。

私はここ半年ほどの間、考え事といえばこのことばかりであったように思う。
そしてようやく出口のようなものを見つけ出した気がしている。
その方法を今年の夏あたりから徐々に試し出しながら、一方で今までの受け身一辺倒だった営業戦略を見直し、前へ前へ踏み出すことをはじめたのだ。
創業24年目にして今更そんなことかとおしかりを受けるかもしれないが、いま、この状況で初めてと行っても過言ではない外に向けての営業戦略というものをはじめた。

そして、それが徐々にではあるけれど実を結びはじめてきた。
数字もそうだが、徐々に良い方向に向いているときは独特の匂いがする。
その匂いがわからんようでは、社長失格だ。

その匂いを頼りに、来年はさらに前へ出る。
具体的なことはまだ書けないが、大きな転機になるように思う。
よその事務所が気づく前に1歩も2歩も前に出て行く努力をしておこうと思う。

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