巣立ちの時
次男の下宿を決めに行った2月の中旬は、富山大学もこんな風に雪に埋もれていた。
生まれも育ちも京都という私は、生まれて初めて街中でこんなにたくさんの雪を見た。
もちろん知識としては日本海側に雪が多いことくらい私も知っている。しかし、目の当たりにするとやはり驚きだ。
主な道は除雪や積雪防止の散水などで車が走るのに支障はないが、ちょっと脇道にそれるとこんな感じの景色が広がる。
雪がないときはこんな感じらしい。
このキャンパスで次男は4年間デザイン工芸というものを勉強する。
下宿はキャンパスから自転車で15分程度か。
高岡へ出発する日が近づくにつれ、正直寂しさがこみ上げてくる。
親から子が巣立っていくというのは、親のほうが子離れをするということだと聞いたことがある。
幸い私がデザイン学校へ行っていた頃のように経済的な苦労はさせずに済みそうだが、京都から離れて一人で生活を始めると言うことは、次男にとってかなりのプレッシャーであることだろう。
もう一つ幸いなことに、高校時代の友人も次男以外に3人同じ学校に通うとのことなので、たった一人ではないだけ少しは安心か。
生活用品の準備をしていても、ついついあれもこれもと口を出してしまう。
おそらく親よりも本人のプレッシャーの方がずっと大きいはずなのに、そういう様子はみせないようにしているのか、彼は何ら普段通りに見える。
うちの女性スタッフも京都以外の場所から出てきているので、参考までに聞いてみたところ、本人は寂しさよりもわくわく感の方が大きいらしい。
それでいい。それが巣立つということなのだ。
寂しさばかりを引きずって新しい環境に飛び込んでも、馴染むのに無駄な時間を要するだけだ。
大きな夢とわくわく感を持って、新しい生活に飛び出してゆけ。
父は、そんなおまえの勇気と実行力ある旅立ちを拍手で送ろうと思う。
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