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日本でつくり、日本で売り、日本で買う。 


2nd (セカンド) 2012年 07月号 [雑誌]2nd (セカンド) 2012年 07月号 [雑誌]
(2012/05/16)
不明

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何でもかんでも中国で作る。
どこの企業も中国進出。

安く作って、安く売る。
たくさん作って、たくさん売る。

決して悪いことではないけれど、最近の日本、大事なことを忘れていないだろうか。

確かに国内景気はいっこうに良くなった感触がない。
確かに中国には安い労働力と日本の人口ほどもいる富裕層が待っている。

行政や商工会議所などはこぞって海外進出セミナーなるものを開催し、企業の焦りを拡大させる。

おかげで国内の優秀な技術を持った工場や会社は空洞化する日本の現状になすすべがない。
新潟のニット工場、岡山や広島の縫製工場、奈良の刺繍、今治のタオル、鯖江のめがね、京都のネクタイ、堺の寝具とあげればきりがない。
しかもどの分野も世界に誇るクオリティーを持つ。

せっかく築いてきたこの高いクオリティーをなぜ大事にできないのか。
日本人がすばらしいとあがめるイギリスやイタリア、フランスなどのヨーロッパ諸国は、そういった高いブランド力を世界に示し、経済力を量ではなく、質で高めてきた。

おまけに最近では同業のデザイナーまでもが中国へ移動をはじめた。

なんか違うぞ・・・・。

「価値のあるものを妥当な価格で買う。」
このことは別に贅沢でも無駄でもない。経済活動の基本だ。
それを「価値のあるものを少しでも安く買う。」という意識があまりにも大きくなりすぎて、今の日本を作っている。
これはよくよく考えてみると「自己主義」の極みであり、自分は少しでも安くいいものを買って得をしたい、という気持ちのあらわれだ。

そんな日本国民の自己主義に対する罰が景気の低迷なのだ。
日本人の自己主義が結局は自分たちの国の技術や品質を失い、経済を「もの」の動きから数字のゲームへと変えてしまった結果なのだ。

もっとものを作り、ものを売り、ものを買うという生業の根幹を大事に考え、作り手の苦労や買う側の喜びを感じ取る感性を呼び戻さなければ、いつまでたっても景気回復ゲームで終わってしまわないだろうか。
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