5カ年計画に書いたこと ー細分化する業務内容ー
つづきです。
細分化する業務内容
デザイン事業所の順列と
ポジションの確立
◆デザイン事業所の乱立時代から淘汰・選別の時代
アナログからデジタル移行期に現れたもともと版下作業中心の事業所が、デジタル導入を機にデザイン事務所を名乗るようになったことや、慢性的なデザイナーの供給過多、企業のデザイナーリストラなどの状況によりやむを得ず独立という形が増加した。さらにデジタルの普及による独立開業のハードル低下などが原因で、新しい事業所が次々に現れたことによる乱立の時代に突入した。
その結果、競争激化によるサービス過剰やダンピング、悪条件でのコンペ参加などが日常化し、経営環境はますます悪化している。
そんな中でもレベルが高く、発信力のある事業所が着実に受注を増やし、業績を伸ばしているのは、市場でも業績のよい企業ほどそういうところを選択するためであり、「勝ち組」が「勝ち組」を選ぶということが起こっている。それにより、「勝ち組」と「負け組」がより差別化され、「負け組」の中から淘汰されるところが現れている。
◆各分野の高度化による役割分担の必要性
各分野の仕事の中でそれぞれが高度化し、市場の要求も高まっているため、1つの事務所ですべてをカバーすることが難しい時代を迎えた。
一般的なグラフィックデザインの世界では
DTP中心の数をこなす事務所←→デザイン性の高いものをこなす事務所
WEB関連の世界では
コーディング中心の事務所←→サイト構築の提案・デザインができる事務所
というようなすみ分けが必然となっている。
と、このようなことを書いている。
つまり簡単な話が、「勝ち組と負け組がより鮮明になる」ということだ。
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