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現代アートとは何だ 

私は正直言って現代アートというものが苦手だ。
最近の美術館ブームの中でもとりわけ現代アート系の施設は人気が高いが、それはいったいなぜだろう。

だいたい現代アートとはそもそもどういうものを言うのか。

古典や近代美術に対比する形で定義される芸術。現代芸術、コンテンポラリーアートとも。
近代/現代の厳密な線引きは困難であり、この言葉の定義も厳密に決まったものはないと考えられる。
byはてなキーワード

同時代性を強く求め、従来の「美術」や「芸術」の作品概念に囚われない前衛的で新しい芸術表現を広く総称して「現代アート」と呼ぶ。
byにこにこ大百科

googleで検索しても結局のところ「なんでもOK」な芸術というところにしかたどり着かない。

私はデザイナーという職業に就きながらこんなことを言うのも何だが、現代アートという世界が身近になればなるほど、その存在意義のハードルがどんどん低くなっているように思えてならない。
簡単に言えば、「何でもかんでもアートなのか?」ということだ。

先日金沢の21世紀美術館に行ったときにその思いがさらに強くなった。

ここでどの作品がどうのこうのというと支障があるので明記は避けたいが、正直言って遊園地や科学館レベルの展示の方がよっぽどましだと思えるものがいくつもあった。美大の卒展の方がよほどできばえがよいし、中には他の世界の有名人が作ったというだけで話題になっているものも多い。

その上驚いたことにそんなもの(ちょっといいすぎか)にわざわざ行列をなして順番に体験してみたり、歓声を上げて喜んでいたりする大衆があるのだ。

ただ、それでも現代アートというのはそういうもので、各個人個人が感じるままに楽しむ芸術であるというのだから、ある意味正解なのかもしれないが、だからといって限度というものはないのか。

私個人としてはアートである以上「きれいだなー」とか「すごいなー」とか、「うまいなー」とか「おもしろいなー」というような心の衝動があるべきだと思っている。もちろんその衝動には個人差があって当たり前だし、ある人にとってはアートでもある人にとってはただのがらくたというのもあっていい。
しかし、どこか「やったもん勝ち」的なものや「これがアートか?」というものはいくら作者がアートだと言い張っても観覧者の支持を得られるものではない。

「現代アートを見に行っている自分に満足させる」というのも現代アートの表現だと言われてしまえばそれまでだが、アートという言葉をあまりにも軽く扱っていないだろうか。

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