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26年が過ぎ、27年目が始まる 2 

大きな転機というのは、会社に勤めていたときに担当していたW社のDOLCEというブランドから、私のところへ直接依頼をしたいと前に勤めていた会社を通じて依頼があったことだ。
それがきっかけとなり、前につとめていた会社の大阪支店店長からも依頼が来るようになった。
会社を辞めるときにもうアパレルの仕事をすることはないだろうなあと思っていたので、正直これはうれしかった。
自分のやっていた仕事が認めてもらえていたということを実感できたし、天下のW社から直接依頼が来たということが自分の自信にもつながった。

それ以来、うちの事務所はいわゆる一般的なグラフィックデザインとアパレル向けのデザインの2本柱でまわっていくこととなった。

ただ、相変わらず一人というのはきつかった。
当時はアナログなので写植の発注やデザインのラフを大阪へ出張する阪急電車の中でこなしたり、妹の結婚式に向かうJRの中で刺しゅうやプリントのデザインをしたりしていた。

世の中は完全にバブルに向かっていたし、私のクライアントも例に漏れず羽振りが良かったが、たった一人で仕事を夜中までこなす私には、そういう実感はまるでなかった。

大阪で打ち合わせを終えたある夜、梅田の丸ビルの前でクリスマスパーティーに興じる若者の団体を尻目に、まだこれから京都に戻って仕事をこなさないといけない私は足早にそこをすり抜けた。
そのときの何ともいえない疎外感というか孤独感は一生忘れないだろうと思う。

とはいえ、とにかく走るしかない私は仕事をこなし続けた。
年が明け、正月も返上で働いた私は、そろそろ自宅の事務所に限界を感じていた。
もちろん自宅の二階の和室6畳にクライアントを招くこともできないし、手伝いに来るスタッフが仕事をする場所もないからだ。

そこでついにワンルームマンションを借りる決意をした。
MY OFFICEの第一歩だ。

つづく

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