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高校1年生の学力が落ちたと嘆いている関係者諸氏へ 

今日の朝刊に日本の高校生の学力が低下したのでやはりゆとり教育を見直すべきだ・・・というたぐいの記事が出ていました。最近ゆとり教育の弊害で子供たちの学力低下が問題視され、カリュキュラムを見直そうという動きが大勢を占めているようですが、これはいかがなものでしょう。
最も不思議なことは、ゆとり教育を掲げた時点で学力が下がることくらいわからなかったのかということです。ゆとりを持って人間的に豊かな子供たちを育てるために、自然に触れたり、社会との関わりを持つことで様々なことを学んだりできるよう様々な知恵を出してとった方法を学力低下の原因とするのはあまりに短絡的というか行き当たりばったりというか・・・。
それとも人間的に豊かな子供に育てば数学や読解力の優れた子供にでもなると思っていたのでしょうか。
結局とまどうのは子供たちです。大人の行き当たりばったりの政策のせいで自分たちがいったいどれくらい勉強すればいいのかわからなくなってしまうのではないでしょうか。
今日の記事では上位を占めているのは韓国や台湾などアジアの国や北欧諸国でしたが、それぞれの国がどのくらいのレベルの学生を対象にしているのかもわかりません。各国すべてが学生一人残らず同じテストをしたとは考えにくいですし、上位の成績を取るために何らかの手段を取る国だってあり得ます。
野球の国際試合で試合開始直前になって発表済みのメンバーを総入れ替えするような国だってあるのですから、そんなことくらいは平気でしょう。
最も忘れてはいけないのは、そんな成績がいい国が優れた国民を抱えているわけではないということです。
たとえば、イタリアやドイツ、イギリス、アメリカ、フランスといった国々はことごとく入っていません。でも工業製品の分野や、ファッション、工芸、音楽など様々な分野で世界のトップに立つ国はいくらでもあります。

結局教育制度というのを作り上げている人たちが、人間としての豊かさを見いだす物差しをテストの点数や偏差値でしか持っていないということでしょう。
だから今日のような記事がでかでかと1面のトップに載ってしまうのでしょう。

これでまた子供たちに勉強を押しつけるような制度になるのでしょうか。
そして順位が上がったとかいうつまらないことで一喜一憂するのでしょうか。

いつまでこんな事を繰り返すのでしょう。
親たちの価値観が問われるところです。

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