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29年目のスタート 

1987年の12月1日、前日で会社を辞めこの日からフリーのデザイナー生活が始まりました。
そして丸28年が過ぎ、今日から29年目に入ります。

24才の若輩者が世の中へ飛び出し、もまれ、叩かれながらなんとかやってきました。その間大変たくさんの方々に支えられ、励ましていただいたことは何事にも代え難い私の力になっています。

スタッフにも恵まれ、世間で良く聞く事務所内での不協和音も無く、離職率の低さも自慢の一つです。

私が独立した頃とは世の中がまるで変わってしまったのも事実ですが、デザインというものの本質は何ら変わっていないはずです。アナログからデジタルへ移行したことでデザイナーの質云々という話を良く聞きますが、私はそうは思いません。
昔はデザインというものに大衆の関心が低かっただけです。アナログの昔にも、なってないデザイナーはたくさんいました。そしてデジタルになった今でも素晴らしい感性を発揮するデザイナーは大勢います。
大衆の関心が高まったために世間の風当たりが強くなったり、必要以上にプライドを持ったデザイナーが出現することもありますが、それも皆世間でデザイナーという職業が認知されてきた証拠です。

世の中が細分化され、デザイナーという仕事にもその流れが入り込んでいます。グラフィック、テキスタイル、インテリア、プロダクト、そしてWEB。どんどん細分化され、専門性が高くなっていくのも致し方ないかも知れませんが、それはデザイナーがメーカーのものとなってしまっているからです。メーカーのものづくりのプロセスの中にデザインという仕事が組み込まれているためにそこに存在するデザイナーが専門性の高いものとなってしまうのです。

私はその流れに疑問を感じ、自分の立ち位置を模索し続けています。
確かにものづくりのプロセスにはデザインという仕事が必要ですが、デザイナー自体がそのプロセスの歯車になるべきではないと思っています。デザイナーは常に様々なものづくりに側面から携わり、ものづくりのプロ達にデザインというサポートをするべきだと思っています。
ですから、先人のデザイナーといわれる人たちのようにグラフィックもやれば、プロダクトもやれば、テキスタイルもやる。さらに今の時代ならWEBや販促の企画もやり、ビジネスのどの方向からでもクライアントをサポートできる、それこそがデザインという仕事であり、デザイナーの姿ではないかと思っています。

来年は30周年を迎えます。コイズミデザインファクトリーはどう変わっていくのか、私自身の頭の中には明確にあるつもりですが、まだまだスタッフ全員にそれが浸透しているとはいえません。
今年1年、足下を強化し、今まで以上に加速していくには、何より事務所のモチベーションと私自身の健康が鍵を握っているのも確かです。

そんなことを考えながら、毎年この日の夜はひっそり自分自身と一杯やるのが恒例になりました。
28年分の様々な出来事を思い返しながら。
29年目の欲ぼけた1年がまた始まります。

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